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メッセージを戴いたのです。

え!?・・・え!!? 

ふぃりっぷ? フィリップ・・・あの、エディンバラ公フィリップ殿下!? 太平洋戦争が終わったとき、HMS Whelp(当時の新型駆逐艦)の副長として東京湾にいらっしゃったそうです。その後、スループ艦の艦長に昇進してから軍務を離れて、結婚なさった相手がエリザベス陛下。そのような方の直筆のサイン!!!

しかも、ご出身はバッテンバーグ家。あの大の日本嫌いのマウントバッテン卿(ビルマ戦戦で日本軍に手を焼いた=牟田口将軍が頑張ってた生き証人? 遺言で葬儀に日本人を参列させませんでした)と同じ家です。

そんな方のサインを日本人としていただけるなんて、良い時代になりましたねぇ・・・しみじみ。

・・・あ。

まぁ、名指しでいただいたわけではなくて、英国海兵隊軍楽隊の結成350周年記念CDについてきただけですけどね。

表紙。

表紙はこんな感じ。落ち着いたデザインです。それだけに開けたときのテンションは高いです!

海兵隊の色。

ナポレオン時代の海兵隊は赤い上着でしたからねぇ。CDに入っている横のラインの色は現代の軍楽隊の飾緒の色でしょうか。

右側のポケットに薄いフルカラーの英国海兵隊の歴史の概略を書いた本とメッセージ、そして保証書が入ってました。

保証書。

世界に5000部しかない中の一つ。

それが自分の前にある感激。

しかも結構、前のほうの番号。amazon.jpよくがんばった! ・・・はいいけど、殿下、5000回もサインしたんですね・・・お疲れ様です。王族って大変ですねぇ。いあ、日本の皇族の皆様も激務ですけど。

内容はこれからちびちび味わっていきたいと思います。
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Call me Ismail.

日本文学なら「吾輩は猫である。名前はまだない」という書き出しに匹敵する有名な書き出しを何のもじりもなくぶつけてきた本書の冒険心がとても快かったです。

で、そう語った主人公の名前が「イシュメール・ホレイショ・ワン」。母親が英文学者で、専門にちなんだ名前だと言うことで、ホレイショはネルソンではなく、ホーンブロワーと後で説明されます。

大航宙時代: 星海への旅立ち (ハヤカワ文庫 SF ロ 9-1)大航宙時代: 星海への旅立ち (ハヤカワ文庫 SF ロ 9-1)
(2014/04/10)
ネイサン・ローウェル

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というわけで、この本、英文学や海洋冒険小説のパロディとオマージュに満ちていると考えて良さそうです。私が受信できてない場合、翻訳者が受信できてない場合もあって、本文を読んでいて「何か匂う」「なんだこりゃ」な微妙な表現があちこちにありました。仮に見つけても、元ネタを探すのにも苦労しそうです。

なんちゃって英文学士の中の人にも解ったのは主人公の相棒になる「ピップ」と呼ばれる、一見さえない船員。目にした瞬間、主役級と解るのは、その名前がディケンズの『大いなる遺産』の主役の名前だからです。この作品は映画化されていて、再開発される前のイーストエンドでロケハンされた貴重なシーンを見ることができます。

話を『大航宙時代』に戻すと、実はこの本をどう紹介したら良いか判らないことに困惑します。とにかく面白いです。

面白いけれど、スペースオペラとして読むと前代未聞なことに、一切、人死にが出ません。そしてサイエンス・フィクションとしての面もかなり弱いです。

高千穂遙氏なら10ページ読む前に投げ捨てます。

田中芳樹氏は・・・ホントに英文学読んでるのかね、あの人? ドイル含めて?

しかし、上記の理由で海洋冒険小説の読者には自信を持っておすすめできる本です! 面白かったですよ! というか、あざといまでに面白くしようと努力しているのが解るんですよね。そこが興ざめと言えば興ざめではありますけど、それを補ってあまりあるリアリティは著者の沿岸警備隊勤務という履歴が光るところでしょうか。

死人の出ないスペースオペラ。この矛盾はさすが米帝さまといえど、既に血の臭いに飽きていると言うことなのかもしれませんね。


NHK公式サイト
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/downton/

中の人のダーリンが初回を見て、あまりの面白さに悶絶して、中の人を呼ぶことさえ忘れたようです。

で、中の人も2回目から見たんですけど、確かに面白いです。紹介しようかどうしようか迷っているうちに、もうそろそろシリーズ終盤だそうで、とても残念。貴少な美酒のような作品です。惜しみ惜しみ舐めたいですねぇ。

でも、地味です。

とにかく、地味です。

今のところ事故死1名、病死1名・・・戦闘シーン無し。殺人も無し。英国の田舎の荘園にたたずむ城館で繰り広げられる一握りの貴族とたくさんの使用人たち、村人たちの葛藤やプライド、勇気、決断を淡々と描いています。登場する人たちも特に美形というわけでもなく、悪い意味で英国的なご面相だったりします。

特に使用人の権限意識とかプロ意識が見物。あ、ここでそう見得を切るか、とか。こじれた人間関係を執事さんがさらっと解いていくところは、まるで名探偵のよう。それでいて、何事もなかったようにしれっとしているのがなんともカッコイイです。英国ドラマの真骨頂ですね。

恋愛も少々絡んでいますけど、これもかなり薄味。でも、そこが良いんです。ヴィクトリア朝末期の雰囲気を引きずったエドワーディアンが終わってわずか2年。ほんの十数年前までシャーロック・ホームズがロンドンで活躍していた頃(ちょうどミツバチの研究をしている頃)のお話しです。中心人物の一人でである伯爵はたぶんボーア戦争かアフガンあたりで従軍経験がある、ワトソン先生と同世代の人です。

とにかく、セリフの一つ一つの重さ、かっこよさに痺れます。

もちろん衣装! 家具! 馬! 馬車! 全部本物! でなければ、本物を見慣れた人をも欺すレプリカ! 狐狩りのシーンはまさに眼福でした。婦人鞍(かたくら)での障害飛越とか、英国の役者さんはすごいですねぇ。

・・・これ、DVD欲しいかもです。英語で見直したいです。何度でも。

特に、田中芳樹さんにはこれを見て欲しかったです。あの人、シャーロッキアンやディケンジアンを自称(あるいは秘書が他称)するわりに英国人が書けないんですよね。まぁ、こういう英国面を理解しちゃったら、「銀英伝」はあんな展開にはならず、地味すぎて売れないという最悪の結果だったかもですけど。


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