2009-11

たまには灰色のフネのこと

昨日ちょっと触れたので、久々に『眼下の敵』をDVDで観ました。

良い映画です。本物の、第2次大戦で活躍したアメリカの護衛駆逐艦が「主演女優」で、本物の機雷を大盤振る舞いの大活躍です。さすがの大迫力。そして感動の結末。

いやぁ、映画って本当に良いですよねっ、と言いたくなる名作です。

実は原作の小説では、潜水艦は同じUボートなんですけど、水上艦は英国海軍の駆逐艦なんです。で、結末も違います。

映画の結末は、アメリカの第2次大戦後の国策と「希望」を示しているようです。

原作の結末は、戦争の現実でしょうか。そんな中で、英国の船乗りが見せてくれるユーモアが救いで、たぶん映画で謳われているよりアテになる希望です。

D.A.レイナー『眼下の敵』
http://www.amazon.co.jp/%E7%9C%BC%E4%B8%8B%E3%81%AE%E6%95%B5-%E5%89%B5%E5%85%83%E6%8E%A8%E7%90%86%E6%96%87%E5%BA%AB-D-%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC/dp/4488230016

潜水艦とアメリカ海軍の駆逐艦の死闘といえば、やはり『駆逐艦キーリング』ですね。北大西洋を舞台に輸送船団を守る護衛艦4隻とUボート群の息詰まる戦いです。

C.S.フォレスター『駆逐艦キーリング』
http://www.amazon.co.jp/%E9%A7%86%E9%80%90%E8%89%A6%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E6%96%87%E5%BA%AB-NV-222-%E3%82%BB%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC/dp/4150402221

こちらは駆逐艦の艦長が主役なので、潜水艦はやられ役になってしまいますけど、この主役が何ともカッコイイです。

そして、実に美味しそうにコーヒーを飲むシーンが何度もあるので、紅茶党の中の人でもコーヒーを飲みたくなります。ただ、中の人はミルクと砂糖をどっさり入れて、クラウス中佐に白い目で見られそうです。

日本は圧壊沈没?

『真夏のオリオン』という映画があるそうで、昨日その特番をやってました。そこで、ある巡洋艦の艦長がクローズアップされてました。

で、その艦長がいかに素晴らしい人物であったかを表現するのに、まぁ、いろいろありましたけど、その中でひとつカチンと来ました。

大和特攻に付き合われての(ということは何故か伏せられてましたけど)生還が難しい出撃で、沈没時に乗組員の生命を守るために角材をたくさん積んでいたことを特別なことのように、つまり、まるで他の艦長が角材を積んでなかったかのように表現していたんです。

でも、これって、当時よく行われてたことですよね。それを伏せるのは他の艦長の名誉にも関わることです(食糧事情を考えて、余分な食料を下ろして出撃したのは、確かにすごい判断だと思いますけど)。

演出だとしても、どうして、ちゃんとした演出をしてくれないんでしょう? そもそも、どうしてもっと解りやすい情報伝達をしてくれないんでしょう? 無知にしても悪意にしても、かなり興醒めです。不愉快だったので、最後まで観ないでテレビを消してしまいました。

原作の『雷撃深度一九・五』は面白かったんですけどねぇ。『眼下の敵』の日本版リメイク、とでも言いましょうか。アメリカの重巡洋艦(護衛無し)と日本の大型潜水艦は良い勝負かと思います。史実で結果を知っていても、お話しそのものはフィクションなので楽しめました。

『雷撃深度一九・五』
http://www.amazon.co.jp/%E9%9B%B7%E6%92%83%E6%B7%B1%E5%BA%A6%E4%B8%80%E4%B9%9D%E3%83%BB%E4%BA%94-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B1%A0%E4%B8%8A-%E5%8F%B8/dp/4167206021

それで映画にも関心がありましたけど、肝心のPR特番であんな無神経なことをやるようでは、映画の内容も推して知るべし、ということで、テレビでの放映を待つことにしました。

中の人のダーリンは「また重箱のスミをつついてむくれてる」と笑ってますけど。

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Horatia Hornblower

Author:Horatia Hornblower
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商会:ハンザ同盟
   (ロンドン11番商館)
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Society: "Old Scots Navy"
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